【第4回】記憶力アップは、リラックスが大事!?

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学生時代、試験時間のギリギリまで単語や年号を暗記したのに、いざ問題用紙に向かうと「アレなんだっけ?」、「さっき見たけど出てこない!」なんて、苦い経験ありませんか?

それもそのはず、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの実験によると、人は記憶したものを20分後には42%、1時間後には56%、1日経つと74%も忘れてしまうという結果が出ているのです。
悲しいかな、これが脳の“忘れる仕組み”なのですが、あっさりあきらめてばかりじゃいけません。
脳の特性を知って、活かすことができれば、記憶力を高めることだってできるはずです。

記憶が定着する? セラピストが実証!

かつてアメリカのロイター通信では、「人はリラックスしたときに記憶力が高くなり、持続する」という研究結果を紹介しました。
リラックス状態になると脳の中には“シータ波”が発生し、学習や記憶を促す働きをするそうです。
そこで、私たちもセラピストを動員し、文字どおりカラダを張って実験を試みてみました。
テーマはズバリ、『リラクゼーションの施術によって、記憶の定着に差が出るのか』。研修生49名のうち、施術を受けるAチーム26名、施術を行うBチーム23名に分け、2時間のオペレーション講義の後にAチームにはボディケアコースを40分実施。
その後、講義内容に関するテストを行ったところ、Aチームの平均点が、Bチームを上回るという結果に!

勉強した後のリラクゼーションがもたらすのは?

これはやはり、“シータ波”効果かも?!というのは、推測の域を出ませんが、リラックスすることによって解答率に少なからず影響があったことは確かなようです。そしてもうひとつ、人の手によるリラクゼーションには、副交感神経を活性化する作用があり、副交感神経が優位になると脳からは“アルファ波”が出ます。この“アルファ波”には集中力や学習能力を高めるという特徴があるというのも、見逃せないポイントかもしれません。
いずれにしても、記憶の定着、効率の良い学習には、リラックすることが大切なようです。受験生や資格試験を控えている方はもちろん、仕事で大事なプレゼンを任されたときなど、タイミングよくリラクゼーションを取り入れてみてはいかがですか。

※参考資料
エビングハウス忘却曲線
https://ja.wikipedia.org/wiki/忘却曲線

ロイター通信
https://www.lifehacker.jp/2010/03/100326relaxed_mind_remember_better.html

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