【第5回】忘・新年会シーズン必読!脳の働きを味方にして、飲み過ぎ・食べ過ぎを防止しましょう!

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アルコールが脳に与える影響とは?

忘年会に新年会、お正月と、会食やお酒の席の機会が増える年末年始。ついついお酒が進んでしまい、いつの間にか記憶が喪失、目が覚めてどうやって家に帰ってきたのか、どうしても思い出せない…なんて恐怖の体験、ありませんか?
この不可思議な行動をもたらす要因は、お酒に含まれるアルコールなのです。

アルコールを摂取すると、まず影響がでるのが大脳の前頭葉。ここは“理性のガードマン”といわれるところで、機能が落ちると、人の悪口や自慢話をし続ける、遠い距離を歩いて帰ろうとする、時には暴行といった望ましくない行動があらわれます。次に、小脳に影響が及ぶと運動機能の調節が不能になり、呂律がまわらず、千鳥足でフラフラ。さらに飲み続け、いよいよ“記憶の守護神”といわれる海馬にまで影響が及ぶと、短期間の記憶がなくなり、何度も同じ話をするように。
一方、泥酔して記憶がなくても、ちゃんと家に帰り、ベッドで寝ていたりするのは、それらの行動が長期間の記録として脳に保存されているからで、固定化された記憶はアルコールの影響を受けにくいそうです。

一杯のグラスワインで、脳が活性化する?!

飲み過ぎは脳にも健康にもNGですが、適度な量のアルコール摂取には、さまざまなメリットもあります。
理性の働きが弱まることで明るく楽しい気分になったり、ワインやウイスキーの香りによるリラックス効果はストレス解消につながることも。また、赤ワインに多く含まれているポリフェノールには抗酸化作用があり、動脈硬化を抑制するなどで知られていますが、イェール大学医学部ゴードン・シェパード博士の著書には、ワインを口に含んで味わうことで脳にスイッチが入り、音楽鑑賞や数学の問題を解いているときよりも脳が活性化すると記述されています。

とはいえ、アルコールによる気分の高揚やリラックス効果は、“ほろ酔い気分”の適量。ビールなら中瓶1本、日本酒やワインは1合(180ml)、ウイスキーはダブルで1杯を目安としましょう。

※参考資料(ゴードン・シェパード博士著書について)
http://www.cosmopolitan-jp.com/beauty-fashion/health/news/a5323/drinking-wine-good-for-brain/

※参考資料(適正飲酒のすすめ)
http://www.sapporobeer.jp/tekisei/kenkou/susume.html

食べ過ぎ防止には、脳内物質を味方に

そして、年末年始の宴席でもうひとつ注意したいのが食欲。 美味しそうなものを見ると分泌するドーパミンが過剰になると、食べ物への執着が強くなり、過食が止まらなくなってしまうことがありますが、このドーパミンはだましやすいシステムがあるので、食事の際に早い段階で「おいしかった!」「満足した!」と繰り返して口に出すと、脳はだまされて満足感を得ることができます。

いわゆる「お腹がすいた」「もっと食べたい」という食欲は、脳でコントロールされていて、この満腹中枢を刺激するのが、セロトニンです。この物質は、食事をよく噛むことでたくさん分泌されるので、1口30回以上、噛むことを心がけましょう。また、よく噛むと、食欲を抑制するヒスタミンも増えるので、一石二鳥です。また、成人女性を対象に、セラピストによるフットトリートメントを片足10分ずつ、計20分行ったところ、施術して30分後には、セロトニンの分泌が増加したという実験結果があります。宴会続きで食べ過ぎが気になる方は、出かける前にフットトリートメントを受けてみてはいかがでしょう。

アルコールや食事の摂取は、自覚のないところで脳の働きが影響しています。仕組みを知って誘惑に負けず、ヘルシーライフな年末年始をお過ごしください!

※健康な体の作り方
「食べ過ぎてしまうのは脳のせい?」
http://www.kennkounakaradanotukurikata.com/category5/entry77.html

※痩せる脳の作り方
〜脳を騙して食べ過ぎコントロールダイエット〜
http://beautyanswers.jp/diet/yaserunou/

※生理的・心理的ストレス指標からみた
健康な成人女性に対するフットマッサージの効果
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsnas/8/3/8_16/_pdf

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