【第7回】脳から“幸せホルモン”?チョコレートを食べると、ハッピーに??

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「甘いものが食べたい!」は、脳のお疲れサイン

長時間デスクワークが続くと、ふと甘いものが食べたくなることはありませんか?デスクの引き出しやバッグに、チョコレートなどを忍ばせている方も多いのでは。疲れたなと感じるとき、とくに空腹でもないのに甘いものが食べたくなるのは、なぜなのでしょう。その答えは、脳にあります。

脳の活動には多くのカロリーが必要で、とくに主なエネルギー源であるブドウ糖は、摂取する全カロリーのおよそ1/4を消費するといわれています。身体を動かさなくても脳を使えば脳内のブドウ糖がどんどん消費されるため、不足するとエネルギー補給のサインが送られます。ブドウ糖は、ご飯やパン、砂糖、はちみつ、果物といった炭水化物が体内で分解されてつくられますが、中でもチョコレートなどの菓子類に含まれる糖分は、体内での吸収が早いため、エネルギーが足りなくなった脳のSOSに反応して、甘いものが食べたくなるのです。

甘いもので、“幸せホルモン”も活性化

さらに、もうひとつ注目すべきは、甘いものを摂取することによって、幸せホルモン「セロトニン」が分泌・促進される点です。甘いものを摂取すると、ブドウ糖が脳内に必須アミノ酸の一種「トリプトファン」を運ぶ手助けをしてくれます。脳に取り込まれた「トリプトファン」は「セロトニン」を合成し、「セロトニン」が増えることによって、精神が安定し、心もリラックスした状態になります。疲れた時にチョコレートを一口食べると、ホッとした気分になるのは、このような脳のメカニズムによるものなのかもしれません。

また、チョコレートは甘さとなめらかな食感、カカオの香りも特徴的ですが、
味覚と食感でおいしいと感じたり、好きな香りを嗅ぐことによって、脳内では「セロトニン」と同様の幸せホルモンである「オキシトシン」が分泌されます。この「オキシトシン」、うれしいことに「セロトニン」の活性化もサポートしてくれるのです。
とはいえ、チョコレートの食べ過ぎには注意が必要。「疲れているけど、糖分のとりすぎや体重増加、生活習慣病が気になる」…そんなときは、食べる時間や場所を決めるなどのマイルールをつくって上手に摂取したいものですね。
また、幸せホルモン「オキシトシン」は、親しい人とのスキンシップや、自分が心地よく感じるスキンシップによっても分泌され、ストレスの緩和を助けてくれますので、ボディケアやリフレクソロジーなどでリラックスすれば、幸せホルモンも分泌できて、心身ともにハッピー度が高まりそうですね。

何かと忙しい毎日、脳のメカニズムを味方にして、手軽なリラックス法を取り入れてみてはいかがですか。

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